Joshua hair blog

現役美容師として皆様に髪の毛に関する有益な情報やトレンドを常に発信していきます。

【美容師が解説】肌が弱い方でもヘアカラーは出来る?注意点を教えます!

 

自己紹介

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Joshua / 生粋のヘアケアオタク

美容歴8年目(都内で修行済み)

毎月多くのモデルやインスタグラマーの方を担当

 

どーもこんにちはJoshuaです。

美容院でヘアカラーをしていてこのような経験をされた方はいらっしゃいますか?

ん...なんか頭皮がピリピリするわね。

頭皮がしみる、かゆくなるという方は、アレルギーや肌が弱い可能性があるため、すぐに美容師さんに相談しましょう。

ということで今回は、

「肌が弱い方でもヘアカラーは出来るのか?」

というテーマで美容師が解説していきますので、参考にしていただければ嬉しいです。

◆この記事はこんな方にオススメ!◆
・ヘアカラー中に、頭皮に違和感を感じたことがある
・肌が弱く、頭皮トラブルが起きている
・それでも自分に合うカラーを楽しみたい

 

 

肌が弱い方でもヘアカラーは出来る?

結論から言うと、肌が弱い方でもカラーを工夫して塗ることは可能です。

確かにピリピリとはするが、本当に少し程度で、まだそこまで気にならないという方もいらっしゃいます。

このような方には、美容師はカラーを塗る時、ゼロテク(別名:ネモギリ)と呼ばれる技術を使います。

ゼロテク...根本ギリギリから薬剤をつけることで、頭皮には直接薬剤がつかないようにするテクニックのこと。

 

またカラーの前処理で、頭皮用の保護スプレーやクリームを塗ることもあります。

頭皮に傷があり、しみそうな方などにも使いますね。

どこの美容院でも出来ると思うので、少しでも心配な方は美容師さんに相談してくださいね!

 

カラーをしない方が良い場合もあります

先ほど工夫次第では、カラーを塗布できると書きましたが、実はカラーをしない方が良いケースも存在します。

それは"皮膚炎”にかかってしまっている場合です。

多きく2種類に分けれられるので、簡単に見てみましょう。

 

アレルギー性接触皮膚炎

市販や美容院のどちらのカラー剤(1剤)にも含まれているのがジアミンと言う成分で、これに反応してしまうことを、ジアミンアレルギーと言います。

一度発症してしまうと、治るのに時間がかかってしまい、最悪の場合、頭皮のかぶれや顔の腫れなどにつながるケースもあります。

 

刺激性接触皮膚炎

アレルギー性ではなく、誰でも発症する可能性があります。

アルカリ(1剤)や過酸化水素水(2剤)の刺激で反応することが多いです。

よく「ブリーチはしみる」と聞きますが、これはアルカリによるものなので、こちらの皮膚炎の症状に近いものですね。

実は、この皮膚炎は花粉症とよく似ている部分があるんです。

人は元からコップを持っていて、花粉の量がそのコップから溢れると花粉症になるというもの。

カラーの皮膚炎も同じようなもので、ある一定を超えると発症することがあります。

つまり今は大丈夫でも、今後なる可能性があるっていうこと?

そういうことになります。

ですので、アルカリが強い市販のセルフカラーなどではなく、頭皮の状態をしっかり見てもらいながらカラーが出来る美容院での施術が一番良いということにもなるんですね。

 

 

 

それでもどうしても染めたい場合は

でもプリンも気になるし、何より白髪も染めたいわ...

この悩みを抱えているお客様はたくさんいらっしゃいます。

安心してください。

ここからは、頭皮トラブルを避けるヘアカラーをいくつかご紹介していきたいと思います。

 

ヘナカラー(植物性)

肌が弱い方向けのカラーとして、一番ポピュラーですかね。

昔から伝わる、天然素材で染めるヘアカラーになります。

無添加で刺激が少なく、基本的にはジアミンも含まれていないため、普通のアルカリカラーが出来ない方から多くの支持を受けています。

詳しくはこちらで解説しているので、良ければ参考にしてくださいね。

・カラーバリエーションが少ない
・ヘナの中にもジアミンが含まれるものも存在する。

 

ヘアマニキュア

頭皮に染料がつかないように、コーム部分を使って髪の毛を染めていきます。

ヘナカラーに比べて、仕上がりも柔らかくカラーバリエーションも多いです。

・セルフで綺麗に染めるのが難しい
・ヘナに比べるとどうしても色落ちが早い
・染める前のベースで、色の仕上がりが左右される(暗いとほぼ変わらない)

 

ヘアカラートリートメント

一番のメリットは、自宅で ”お手軽に染められる” というところです。

ジアミンが含まれないものがほとんどで、市販でも簡単に購入することができます。

トリートメント成分が多いため、仕上がりの質感にも期待できるのも魅力的なポイントでしょう。

白髪染めの場合のオススメもこちらで紹介しています。

・ベースの色で、色の仕上がりが左右される
・白髪の場合、1回の使用で染まらないため、ある程度は使い続けなければいけない。

 

今日のまとめ

ヘアカラー中に、かゆみや痛みを感じた場合は、すぐに美容師さんに伝えましょう。

美容師さんも、次回からは保護スプレーやゼロテクなりの対処法をとってくれるはずです。

「カラーは諦めるしかない」とは言わずに自分に合った方法で、これからもカラーを楽しめると良いですよね♪

 

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